岩井ゼミのページ

'The truth . . . It is a beautiful and terrible thing, and should therefore be treated with great caution.'— Albus Dumbledore

31音から想いを馳せる

こんにちは。英文科3年のタカタです。逆から読んでもタカタです。
記念すべき第1回目のブログということで、どきどきワクワクしています。

今回は、ことばをこよなく愛する私の「らしさ」が伝わるものをテーマにしました。
短歌です。私はことば遊びが好きなので、たまに短歌や短編小説を書くことがあるのです。が、私の拙い作品を披露するわけではありませんよ。

今月26日にご結婚される、秋篠宮家の長女眞子さまの和歌をご紹介します。
眞子さまは毎年の始めに、歌会始(うたかいはじめ)で短歌を詠まれています。
中でも私が好きな歌は、2016年の

  広がりし 苔の緑の やはらかく 人々のこめし 思ひ伝はる

上の句では豊かな自然の情景が目に浮かびます。そこから、人々の思いも苔のように広く広く伝わっていく様子に繋がる下の句には、眞子さまのおおらかさや聡明さが表れているように感じました。

たった31音に人柄までを感じさせる力があるのだから、やっぱり言葉って面白いですね。
ご結婚相手の小室圭さんの金銭トラブルや履歴書詐称疑惑などを巡って批判の声もありますが……私は、様々な困難や3年間の空白を乗り越えて10年越しの恋を実らせた眞子さまを、
ひとりの人として敬意をはらい、祝福したい。おめでとうございます。

いかがだったでしょうか。
ことばの美しさや、その先に思考の海原が広がっているということに、少しでも共感していただけたらうれしいです。

それでは、このへんで。